Firmware Update for GR Digital III
同じくGR Digital IIIの機能拡張ファームウェア Ver.2.30も公開されたので、これもアップデート。
目玉は被写体追尾AFが実装されたこと。コントラストAFなので応答速度は期待できないけど、「ジッ、ジッ、ジッ…」っていう感じでそれなりに頑張って追尾してくれる印象。なので動体撮影にはあまり向かないけど、「スポットAF中央でピント合わせしてからフレーミング」という従来一連の動作を代替するものにはなりそう。ケースバイケースで使い分ける感じか。
GXRには新たにシーンモードが幾つか追加された一方でGRD3への搭載は見送られていることから、次機種であるGRD4の発表が間もなくであることはほぼ間違いなさそう。GRD4はシーンモードの追加に加えて、やはりCX5で復活した「自社開発」パッシブAFセンサーをブラッシュアップしてくるんだろうな、と。レンズや画像処理エンジンのリニューアルは可能性が低そうだけど、どっちかは間に合わせて欲しい(そしたら買っちゃうかも)。
2.GR DIGITAL III 機能拡張ファームウェア 第四弾
<拡張される機能>
- 被写体追尾AF機能を追加
シャッターボタンを半押しして追尾対象を設定すれば、カメラが被写体を自動で追尾してピントを合わせ続ける被写体追尾AF機能が追加されました。- Fn.ボタンに「AF/被写体追尾AF」切り替え機能を追加
Fn(ファンクション)1 またはFn2 ボタンに登録できる機能として、[AF/被写体追尾]が追加されました。フォーカス方法をマルチAFまたはスポットAF、被写体追尾AFに設定している場合、フォーカス方法をマルチAFと被写体追尾AF、またはスポットAFと被写体追尾AFに切り替えられます。- シーンモード時にADJ.レバーで設定変更可能な機能の追加
ダイナミックレンジダブルショット、クロスプロセス、ハイコントラスト白黒などのシーンモード時に、ISO感度や画質などの設定がADJ.レバーで変更できるようになりました。- ホワイトバランス手動設定取込エリアの選択機能を追加
ホワイトバランスを手動設定する場合に、ホワイトバランスの基準として読み取るエリアを「全域」または「スポット」から選択できるようになりました。- セルフタイマー撮影時の電子水準器の表示
セルフタイマー撮影時、セルフタイマーのスタート後も電子水準器が表示されるようになりました。