Sigma DP1x, DP2s, SD15 announced
SD15がようやく発表。
使い勝手重視なので買い換えのオプションにはならないけど、
それでもやっぱりいつかはFoveon。
シグマは22日、APS-Cサイズの「FOVEON X3 ダイレクトイメージセンサー」を搭載したコンパクトデジタルカメラ「DP1x」を発表した。価格はオープンプライス。店頭予想価格および発売時期は未定。21日に米国で開幕するカメラ関連イベント「PMA 2010」で展示する。
同社が2009年10月に発売した「DP1s」の後継モデルとみられる。姉妹モデルの「DP2」シリーズと同様に画像処理エンジン「TRUE II」(Three-layer Responsive Ultimate Engine II)を搭載し、処理速度の高速化やAFスピードの高速化を図った。
2009年4月に発売した「DP2」の後継モデル。画像処理エンジン「TRUE II」を最適化し、処理速度とAFのスピードを高速化したほか、背面ボタン表示の一部を白から赤に変更した。ボタン表示以外の外観はDP2を踏襲する形となっている。
新機能「パワーセーブモード」では電源消灯時のレンズへの電力供給をカットすることで、待機電力を節約する。パワーセーブモード有効時はカメラの起動が通常より遅くなる。同機能は同時発表の「DP1x」にも搭載している。
シグマが2007年3月に発売した「SD14」の後継モデル。同社デジタルカメラの特徴である「Foveon X3ダイレクトイメージセンサー」を搭載。画像処理エンジン「TRUE II」や約46万ドットの3型液晶モニターなどを搭載する。
外観は前モデルを踏襲した。ボタン類も多くがSD14と共通になっている。同社のコンパクトデジタルカメラ「DP2」で初めて採用した「QS」(クイックセット)ボタンも新たに搭載。十字コントローラーにより、カラーモード、ホワイトバランス、画質、画像サイズなどを素早く設定できるようになった。
撮像素子はAPS-Cサイズ相当(20.7×13.8mm)で、有効1,406万画素の「Foveon X3 ダイレクトセンサー」を搭載。センサーサイズや画素数はSD14と同じ。35mm判換算の焦点距離は、レンズ表記の1.7倍となる。X3 ダイレクトセンサーは、RGBの3層からなるセンサー。原理的に偽色が発生しないためにローパスフィルターが不要で、画像の先鋭度で有利とされている。
画像処理エンジンは、DP2などと同じ「TRUE II」(Three-layer Responsive Ultimate Engine II)を新たに搭載。従来機から画質を改善したほか、処理速度の向上も図った。バッファメモリーにはSD14比で2倍となるDDRIIメモリーを搭載。バッファメモリー使用方法の最適化と併せて、連続撮影可能枚数はRAWおよびJPEG(High)で21コマになった。SD14ではHighモードで16コマまでだった。連写速度は3コマ/秒で従来と同じ。オートブラケットは3枚から5枚に増加した。