「コーヒーこぼして3億円」訴訟社会アメリカの嘘
アメリカに住んでいながら知らなかったという恥ずかしいお話。
結論: Wikipediaはすごい。
それからもう1つ。米国ニューメキシコ州のマクドナルドで、受け取ったコーヒーをこぼして火傷を負った女性が店側を訴え、約3億円の賠償金を得たという事件。細部を変えながらも「アメリカのバカさ加減」を示す逸話として耳にしたことがある方も多いと思いますが、その詳細というか「語られていない部分」について、こう解説されています:
日本において、この事件は「コーヒーをこぼしただけで、裁判で3億円(当時の16万ドル+270万ドルの為替レートによる)もの賠償金を得た」というストーリーで知られており、訴訟大国アメリカを象徴するものとしてテレビ番組などで取り上げられた。しかし、原告が一方的に利となったかのような構成で語られることが多く、間違った印象を植えつけることにもなった。
実際は、リーベック婦人には、皮膚移植手術を含む7日間の入院と、その後2年間の通院が必要であり、娘はそのため仕事を辞めて介護にあたった。そして、治療費は1万1千ドルまでなった。治療が終わっても火傷は完全には癒えず、その痕が残った。